厚生労働省は25日、2024年度「個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表した。労働基準監督署等に設けた
総合労働相談コーナーで受けた相談件数は、120万1,881件、5年連続で120万件を超え、高止まりしている。
そのうち、労働基準法違反の疑いのあるものは20万7,619件(前年度比7.6%増)、個別労働関係紛争に関する
相談は26万7,755件(同0.6%増)。後者の相談内容では、「いじめ嫌がらせ」が5万4,987件で13年連続最多。
労働局長による助言・指導の申し出は8,865件(前年度比5.9%増)、紛争調整委員会によるあっせん申請は
3,866件(同4.9%増)。